一気に成長する人の秘密
突然周囲をぶっちぎる人の秘密
全く目立たない存在だったのに、突然注目を浴び始める人っていますよね。
「無駄なことはしたくない」
最近よく聞くこの言葉、確かに誰しも無駄なことはしたくないですよね。
しかし一見無駄に見えることが実は大切なんじゃないかな～と思います。今日はそういう話をします。
みん天には沢山会員さんがいらっしゃいます。
その中でも突然のびてくる方の特徴を今日はお話します。そういう人にはある共通した秘密があるのです。
それはね日本人が長年培ってきた美徳。
他人様からは見えないところでの「少しの努力」と「少しの親切」の積み重ね。
「無駄なことはしたくない」と公言する人たちからは最も嫌がられそうなのですが・・・こういう事が出来る方が突然のびてくるのですよね～。ホント素晴らしいのです。
この積み重ねが出来る人たちって、日本人には割と多い気がします。
どこの街にも、自分の家の前じゃないのに道路を掃いてくれているオジサンとかが居てくれて、日本の街は世界でどこよりも清潔です。
「日本て、街中にゴミ箱が殆ど見当たらないのに、何故きれいなの？」と先日仲良くなったメキシコの方から聞かれましたが、本当におっしゃるとおり！
自分のゴミは自分で持ちかえる習慣が身に付いている人が多いのですよね。
誰にも見られていないけど「少しの努力」と「少しの親切」の積み重ね。
これが日本の良さの原点であり、突然のびてくる人の秘密だと思うのです。
なので「無駄なことはしたくない。」と言ってしまうと、どこか曲がってしまう気がするのです。
成功していく人たちって、回り道をする習慣があるのです。
「少しの努力」「少しの親切」
こういった小さな努力はいつ実を結ぶか分かりません。しかしちょっとしたことを継続的に行うとやがて、大きな差を生んでいきます。
ひとつ例を挙げます。
日本人は使いにくい
20年くらい前になりますが、水耕栽培のプラント建設に通訳で入ったことがあります。
その時、カナダ人の上司が私にこんなことを言ってきました。
「中国人や他のアジア人は使いやすいけど、日本人は使いにくい。」と。
その理由はこうです。
中国人や他のアジア人は、朝、これをしておけと命令をすると、一日中それをやっている。そして終わったら遊んでいる。
しかし日本人は、朝、これをしておけと命令をすると、集団でそれをあっという間に終わらせて、次は何をすれば良いかと聞きに来る。
次々与える仕事を考えなくちゃいけないから日本人は物凄く使いにくい。
この言葉を聞いて、貴方はどう思いますか？
日本人、素晴らしいじゃないですか。
言われたことに自分たちの能力をプラスして早く終わらせるのです。それはひとつの大きなプロジェクトが早く終わるという事を意味しますし、当然ですが、速さだけでなくクオリティも高くなるように日本側は常に工夫をしていました。
この精神が日本全体の国力を支えていたのではないかと思うのです。
この「少しプラスする努力」が当たり前にできること。
これが出来る人は本当にすごい！
未熟な自分から見える範囲の中で「無駄な事」と判断している事柄が、もっと広い世界が見えている人たちからすると、全く逆で、むしろ必要な事だったという経験、あなたにもありませんか？
今の自分からは見えないからこそ、少しの努力と少しの親切を積み重ねようと思います。
誰からも評価されないかもしれないけど、道路を掃いてくれるオジサンのように。
