2024年夏みん天子ども夏合宿@伊予大島レポート②
今回もアクティビティが盛りだくさんでした!
その一部をご紹介します
文化体験
村上海賊ミュージアム
しまなみ海道がある水域で戦国時代あたりまで活躍していた村上海賊の歴史について展示してあります。
大小さまざまな島が隣接するこの地域は海の難所と呼ばれる場所が多く、水先案内人として活躍したのが村上海賊です。
子ども達は展示されている武具や船団の組み方(陣形)、それぞれの島に建てられていた城の造りに興味津々でした。
大山祇神社&宝物館
大島からしまなみ海道を渡って大三島にやってきました。
大山祇神社に参拝し宝物館を見てきました。
先ずは大山祇神社について宮司さんが神社やこの地域の説明をしてくださいました。
宝物館
大山祇神社の宝物館には国宝が多く展示されています。
実際に使われていたであろう日本刀の数々は見事なものです。
源頼朝、源義経、静御前、弁慶などが奉納した刀も展示してあります。
「この人たち、本当に生きていたんだね」と、子ども達は何かを感じてくれたようでした。
歴史好きなFくんは、まだ小学生ですが知識が豊富!古代の神社と平安時代のことを説明してくれました。
今治城
日本の100名城のひとつであり、日本三大海城のひとつです。
築城の名手といわれた藤堂高虎によるものです。
来島海峡サービスエリア
ボート遊び
大島で地元の方々から「親分」と慕われている矢野くにしげさんが、ボートを準備してくださいました!
子ども達は大喜びです!
サップ&カヤック
海遊びは心を解放するのに一番の遊びです!
しかし安全のために、先ずはサップから落ちて這い上がる練習です。
この写真は、サップから自分で落ちているところ。
最初は怖がっていた子も慣れるとどんどん自分から楽しみます。
お祭り
合宿中に地元の花火大会を楽しみました。
ヤギのえさやり体験
島四国八十八か所巡り
大島には八十八か所巡りがあります。四国八十八か所のミニチュア版のような感じですなのですが、なんと200年以上の歴史があり、病気平癒などのパワーがある事で有名です。
今回はその中の3か所を選んでいただきお参りに行きました。
みんなで料理
掃除や洗濯
みんなで食事
勉強も
私たちの思い
今回の合宿は、本当に沢山のアクティビティを行うことができました。
全て、地元の方たちのご支援のおかげです。
本当に感謝しかありません。
そして、子ども達にも。
これまでの子ども合宿は、食事の準備など、事前に私たちがある程度準備をしていました。
しかし今回は、全て子ども達が主導でやってくれました。
中3の子たちは、年下の子ども達を指導して、毎回の食事を準備してくれました。
掃除も洗濯も、手が空いている人が進んでやってくれました。
そんな中で摩擦も多少おきました。
働いている子がいるのに、それを知りながら遊んでばかりいる子。
本気で怒って、本気でぶつかっていました。
私たちは仲裁には入りませんから、自分たちで解決しました。
最終的には、
☆育ってきた環境の違いで考え方や行動も異なること
☆言葉の受け取り方の違いから摩擦がおこること
☆自分たちは苦労したことがないので、他の人の苦労に気付かないこと
などを学び仲直りしていました。
そして摩擦があった子たちも皆で連絡先を交換していました。
今でも交流が続いているようです。
子ども達の様子を見ていて、強く感じたのは、いつでも本音をだせる子でいてほしいということです。
小学生くらいの頃は良いですが、中学生になってくると、画一的な学校教育の中でうまくやっていくために、二面性を持つ子が増えてきます。
意図的なのか意図的でないのか微妙なところなのですが、いわゆる「本音と建て前」を上手に使い分けるようになるのです。
それが全て悪いとは言わないですが、私は、常に本音が出せるように育って欲しいと考えています。
今の日本は、多くの大人たちが、自分の本音を出せずに苦しんでいるからです。
でも、その苦しみの多くは、ぶつかる事を恐れずに本音で話すことで解消されていくからです。
本音を言って相手が逃げていくなら、それならそれで良いじゃないですか。
参加してくださった子ども達と保護者の皆さん
ご支援をくださったNPO法人アクションアイランドの皆さん
本当にありがとうございました。
子ども達にとって、とても良い経験になったことと思います。
そして私たちもまた、大変学ぶことの多い合宿でした。
次回も是非、皆さんとお会いしたいです。
そして今回参加されなかった皆さんも、次回は是非、参加してください。
一般社団法人みんな天才化機構
理事長 ミシュランえり