【みん天子ども合宿③】「命の循環」ピッチフォークファームズ視察
尾道市向島、ピッチフォークファームズへ見学に行きました
「動物の力で野菜が育ちます」農場主のトーマス・マイケルさん。
鶏、アヒル、ヤギ、羊、豚、犬、沢山の昆虫や微生物達。。。ここには命の循環がありました。
潮風の香りと強烈な瀬戸内海の日照、そんな場所にトーマスさんの素敵な農場があります。
「最初は小さな範囲しかできなかったけど、ヤギや羊が雑草を食べて、鶏が地面を耕してくれる。しかもそれぞれの糞は肥料になる」
トーマスさんは大学で農業を学んだそうです。そして福岡正信氏の著書と出会います。そして向島に念願の農場を作ったのです。
実は当機構の理事長であるミシュラン・英里とは英語教師仲間です。農業だけでなく子ども達の教育のあり方に関しても真剣なトーマスさん。
アヒル隊長のお出迎え、農場のパトロールですか?
「鶏とかがキツネやイタチに襲われたりしませんか?」
子ども達の疑問に対してトーマスさんが答えてくれました。
「イタチとかが来たら、アヒルが怒って追い返すよ」
トーマスさん曰く、犬も活躍するそうですが、アヒルがとても勇敢なのだそうです。見た目のイメージとは違い、アヒル隊長は強いのですね!農場の中を自由に闊歩しており、まるでパトロールしているようでした。
「余計なことはしない方がいい。勝手にまた生えてくるから、それを収穫する」
写真などで見ると雑草だらけに見えるかもしれませんが、適したところに生えて共存しているのだそうです。
トーマスさんの農園では農薬や化学肥料は一切使いません。そして基本的に耕したりもしません。苗などを植える際に少し溝を掘るくらい。水やりも基本的にはしないそうで、苗の植え付けの時くらい。
除草したいところには羊やヤギを放ちます。そうやって少しずつ農園が大きくなって行くのだそうです。
「毎年色々な野菜がとれるようになる。勝手にどんどん生えてくれる。だから楽しいよ」
ここには命の循環があるのですね。
ピッチフォークファームズ視察の様子