慢性病を心と脳から紐解くお話会レポート
恒常性と病と病気
恒常性という素晴らしい機能が私たちの健康を守ってくれています。
しかし体の機能がバグったままで恒常性を持つと病は治りにくくなります。
脳の図で読み解く「感情と体調」
脳の中で生命維持をつかさどっているのは、脳の一番奥深い場所です。
この図では「脳幹」と「扁桃核」と書かれている場所です。
ここで呼吸や血圧、ホルモンといった生命維持に関わることをコントロールしています。
そしてここは大脳辺縁系と非常に近い場所にあります。
大脳辺縁系は感情をつかさどる場所です。
生命維持をつかさどる場所と感情をつかさどる場所は隣り合わせなので、体調は感情に左右されやすいのです。
驚くと心拍数が上がったり、緊張すると手が震えたりしますよね。
ネガティブな感情と血液
人の血液は弱アルカリ性です。
ですがネガティブな感情を持つと酸性に傾きます。
酸性に傾くと免疫は働きにくくなり、感染症にかかりやすくなったりします。
人の感情は体調にダイレクトに影響するのです。
慢性病とは
人の体は健康な状態を維持し続けようとする恒常性が働いています。
ですから普通にしていれば、人は健康なのが当たり前なのです。
人の細胞は一番遅い部分でも1年もあれば入れ替わります。
それなのに何故、良くない状態を続けるのか。
体がバグった状態で恒常性を持ってしまうのです。
そこには人の「心」が大きく関与しています。
もちろん食べ物や水、空気、そしてストレスなど病の原因と なるものは沢山ありますから、それらを取り除いたうえで、どうすればよいのか。
バグった状態を維持しつづける脳をどうやって止めたら良いのか。
今回の早朝お話会では「恒常性と病と病気」の関係を詳しく解説しました。