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虐めは本能

虐めは本能

虐める快感を知った人間はなかなかやめない

 

文春オンラインで私の地元広島県尾道市でおきた虐めについて報道されたので、この機会に虐めについて考えてみようと思います。
こちらの記事です←クリック♪

こういう虐めって表沙汰になるのは氷山の一角で、結構あるのではないかと思います。
そして今回のような後々まで心身に影響する虐め事例って、低年齢化が激しい気がします。
20年くらい前までは、ここまで激しい虐めって5年生か6年生くらいから始まったような気がするのですよね。
もっと昔は中学生くらいじゃなかったかなと思います。

今回の記事では、以下の4点についてお話をします。

  • 虐めの本質
  • なぜ虐めをやめられないのか
  • 虐めをやめさせる方法
  • 我が子がいじめに巻き込まれたら

虐めが始まる時期

この記事にもあるように、だいたい小学校2年生くらいから虐めが始まります。
それまでの年齢の子どもは「自分と親」との関係が第一なんですけど、2年生くらいから「友達」という存在に目が向くようになります。
そして子ども同士の人間関係ができあがっていくわけですが、同時に虐めも発生してきます。

なぜ虐めるのか

人間は、元々は群れ動物なので、どこでも階層社会を作り出します。
その中での自分の位置に、人間というものは本能的に非常に敏感です。
脳の一番奥の生命維持に関わるところが反応するのです。
相手と出会った瞬間から、自分の方が上なのか下なのかを脳が判断するのです。
そういう訳で、人間は幼い頃から、階層社会の上部に位置するためにはどうすれば良いのかということを本能的に探っています。
小さな子ども達も会話の中で駆け引きをしています。
子ども達を見ていると大人と違って行動が非常に解り易いです。

虐めの本質とやめられない理由

小学生から中学生の子どもの脳は「感覚」と「感情」をつかさどる部分が成長していきます。
そして他の子をイジメることで階層社会の上部に位置できる快感を知った子は、虐めを繰り返すようになります。
さらに、まだ脳の思考の部分が発達していないので、「相手の気持ち考えて虐めをやめる」ということは出来ません。これは中学生も同じです。
虐められた相手の気持ちを考えるよりも、自分の快感のほうが優勢なのです。

虐め対策3つ

  • 同年齢の階層社会を壊す
  • 我慢を教える
  • 遊びの中で思いやりを教える

では、どうすれば良いのか。

異年齢も含めた階層をつくる

まず、クラスを同年齢で区切らないことです。
同年齢での階層社会をつくらせないことです。

我慢を教える

つぎに「我慢する」ということを教えなければなりません。
今は、子どもの意向を重視しすぎです。
子どもの言うことを聞き過ぎると、自分の主張は何でも通ると勘違いしてしまいます。
小さなうちは主張もかわいいものですが、そのまま大きくなると歯止めのきかない子になります。
こういう子が他人をイジメて階層社会の上に位置する快感を覚えてしまったら、虐めはエスカレートする一方です。
自分の欲望のままに行動しないということを教えるのです。

遊びの中で思いやりを教える

そして、遊びの中で相手を思いやる事をおしえなければなりません。
今は「罰ゲーム」が無くなりましたよね。
大人がやめさせたわけですが、ああいうのも、大人の目の届く範囲で子どもに一旦やらせておいて、エスカレートしそうな段階にきたら、「それで良いと思う?ちょっと考えてみたら?」とサジェストすると、「もうやめとこうぜ!」と言い始める子どもが出始めます。
最初から禁止してしまうと学べる機会を失ってしまいます。

我が子がいじめに巻き込まれたら

誰しも我が子が一番かわいいので、いじめ問題はなかなか解決しません。
我が子が虐められてしまったら学校に対応をお願いするだけではなくて、学校に行かせない決断もアリだと思います。
運よく良い先生にあたったらソッコーで解決してくれます。
ですが運悪く「この一年だけ波風立てずに過ぎればいいや」と考えている先生にあたると対応してもらえないばかりか、親の力の強そうな子の肩を持つので問題が悪化します。
虐め問題は担任の先生の実力次第です。
さらに校長先生や関係する先生方のキャリアに傷がつくかもしれない問題なので、問題が複雑化してしまったら、なかったことにされたりもします。
なので、問題が小さなうちに学校を一定期間休ませるとか、転向するなども含めて考えましょう。
でもその場合は勉強と人付き合いが学べる機会を別に持つ必要があります。

我が子が虐める側になってしまったら、他人を傷つけることで階層社会の上に位置するということを本能的に学んでしまったと気付いてください。
この刃はいろいろな人に向きます。
そしてやがて親にも向く可能性があります。
また思春期に入ると、こういうお子さんは早いうちにセックスを覚えてしまい、人生の可能性をせばめてしまうこともあるので、今のうちに子育てを軌道修正しましょう!
「我慢すること」「他人に対する思いやり」を学ばせるために、意図的に、親の下で、辛い目に遭わせるということも必要かもしれません。
どの子も「自分がやられて、はじめて解る」からです。

子どもがいじめに関わってしまったら、親として子育てを見直す良いチャンスでもあります。
悩みは深いでしょうが、これを好機ととらえるようにしてみてください。

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